水分補給の大切さ

●体水分について
・成人の場合、水分が体重の50～70％を占めている。
この水分量は年齢を重ねるごとに減少、新生児では70～80％だったものが高齢者では50％程度まで△
・水分は体内でさまざまな役割をしていて、体温調節をしたり筋肉を動かす働きをしたりするほか、血液として栄養素を全身に運んだり、汗や尿として老廃物を体外に出すなど重要な役割を担っています。成人の場合、1日2～2.5Lの水分を失っている△

●水分補給の重要性
・運動時には体温が上昇し、日常生活よりも多くの汗をかくため水分を多く消費します。特に夏は気温が上昇する為、より多くの水分が失われる。
・運動前後の体重減少量が2％以上になると、持久力や判断力が低下し、さらにひどい場合には体温調節がうまくできずに熱中症に陥る恐れも△

●適切な水分摂取
・こまめに◎一度にたくさんの水分を摂取してもうまく吸収することができません。こまめに少量の水分を摂取する（コップ1杯150～250）
・意識的に◎「のどが渇いた」というタイミングでの水分摂取では体水分量が不足する可能性が高くなります。運動時は意識的に水分摂取。
・運動した後も◎激しい運動をした直後や翌日は体水分量が減少します。特にこまめな水分補給を行い、リカバリーを。

●運動時の水分補給のコツ
・運動時には特に水分が失われやすく、水分補給に注意が必要です。からだの外に出ていく汗等には水分だけでなくミネラルも含まれていますので、ある程度塩分（ナトリウム）が含まれるもの。
・1時間以上の運動の場合にはエネルギー摂取のために糖質を含んだものが効果的。

★また、水にはリラックス効果もあります。水の音を聞いたり、水のある風景を見てリラックスというのはイメージがつくかと思いますが、実は水を飲むこともリラックスに繋がる◎

★体温調節が適切に行われることも◎

●最低限生きていくために、という意味ではもちろん水分補給が欠かせませんが、さらにその先、「水分から健康を得るために」ということを意識するのであれば、気づいた時にこまめに水分補給をする習慣を♪