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成長ホルモンが大量に分泌され、新陳代謝を活発にする
運動動作による筋肉の収縮にともない、
そのエネルギーとして使われる糖質の分解により乳酸がつくられます。
乳酸の発生量が増し、血液内の乳酸濃度が増加すると、
脳内のホルモン分泌部位への刺激が高まり、
成長ホルモンとアドレナリンやアナボリックホルモン※1 の分泌が盛んに行われます。
加圧中は、血流制限下のため、筋血管内の乳酸濃度が急激に高まり、
筋肉内の受容体※2 を強く刺激します。
この受容体からの信号が、
ホルモンを分泌させる脳下垂体※3 への作用を促して成長ホルモンなどが大量に分泌されるのです。
成長ホルモンは、身体組成の様々な働きに効果的な影響を及ぼし、
アンチエイジング効果(若返り、美肌、身長が伸びる、育毛、老化防止、肥満改善、長寿効果)
※1 アナボリックホルモンタンパク質同化系ホルモン。
※2 受容体受容体とは生物の体にあって、外界や体内からの何らかの刺激を受け取り、
情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造のこと。レセプターともいう。
※3 脳下垂体脳下垂体とは、大脳の底部のほぼ正中に存在する内分泌器官。
その中の前葉では、全身にあるホルモンをつくり出す器官を制御する役割を果たしている。